卒業までに作家デビューを目指す大学生のブログ

最近小説執筆にはまった大学生が本気でプロデビューをするために、魅力的な作品を日々研究していくブログ

作品の魅力分析④ なにうじうじしているんですか、このいくじなし!

みなさん、こんにちは。朝凪そらです。

昨日は、あまりにも悲惨な事件が起きたため、ブログを更新できる精神的な余裕はありませんでした。しかし、立ち直らないわけにもいきません。涙を拭って、今日からは更新、再開します。


さて、今回はシリーズ第4弾です。
前回の「サリーとアンの秘密」と同じく、百合文芸小説コンテストにおいて、百合姫賞を受賞した作品「なにうじうじしているんですか、このいくじなし!」について取り上げたいと思います。

そして、なんとこの作品の作者、みかみてれん先生は第一線で活躍されているプロの作家さんです。
もちろん私、朝凪そらも大ファンです。観葉植物から百日百合シリーズの最新巻まで、Kindleストアで揃えられるみかみてれん文庫の作品は全て読破済みです。小説の内容ももちろんなんですが、表紙のイラストも本当に綺麗で、大好きな作品たちです。

(毎度のことですが、作品の魅力を分析するという特性上、ネタバレになる箇所が多くあると思いますので、ぜひpixivに掲載されている作品をご覧になってから、記事を読んでいただけると嬉しいです。)

↓作品のリンクはこちら

www.pixiv.net



「なにうじうじしているんですか、このいくじなし!」とは?
「なにうじうじしているんですか、このいくじなし!」は、2018年11月半ばから19年1月末までpixivとコミック百合姫が共同で開催した短編小説のコンテスト「百合文芸小説コンテスト」に投稿された短編小説。
厳正な審査を勝ち抜き、百合姫賞を受賞した作品である。

この作品の魅力
とにかく文章が読みやすく、キャラ同士のかけ合いがめちゃくちゃ面白い。なにより、約8500字でここまで完成された作品になっていることに心底驚愕する。ほかの最終選考に残った作品たちの文字数を確認してみると、多くの作品は基準の2万文字をギリギリまで使って書きあげられている。私も19000文字くらい使った。というのも、短編小説は少ない文字数で起承転結を完成させないといけないので、ギリギリまで使わないとストーリーを上手くまとめられないからだ。
しかし、そこはさすがプロ。登場人物はたった2人、時系列でみても帰り道のほんの15分ほどの出来事。だというのに、これほどの完成度と読後感。
書かれている文章から、周りの状況、キャラクターの姿や表情変化、心の動きに至るまで、全てがイメージできた。たった8500程の文字数でこれほどの完成度の作品を作り上げるとは・・・。脱帽である。

 

この作品から学んだこと&自分の作品にどう活かすか

プロの作家さん、マジですごい!!!

ただただ、この一言に尽きる。
「読みやすい文章」というものの模範例を見られた作品だった。この2人の会話を何度も読み返して、言葉選びのセンスを磨いていきたいと思う。